梅雨ならではの保育の工夫。非認知能力を育てよう!

非認知能力を育む保育とは?

保育をするうえで大切なのは、子どもたち主体の保育です。保育士が一方的にさせたいことをする保育内容ではなく、子どもたちが自分からやりたい!と思えるような保育内容を考えることが大切です。子どもたちが能動的に遊びながら学ぶことが非認知能力を育むことに繋がっていくそうです。そんな非認知能力については長くなりそうなので、また次回詳しくお話しします。

今回は非認知能力を育みながら、梅雨の時期を楽しめる活動を2つ紹介します。わたしが実際に取り組んでいた活動ですので、ぜひ参考にしてみてください!

 

◆梅雨カレンダーを作る☔️

わたしが年中組の担任を持っている時に取り組んでいた「梅雨カレンダー」。

梅雨入りした日から毎日の天気を子どもたちと記録し、梅雨明け後にどのくらい雨の日があったのか集計するというものです。

 

『ねらい』

・梅雨の時期がどんな季節なのか知る。

・毎日の天気を確認し記録することを楽しみながら、天気について興味を持つ。

・梅雨が明けて夏の季節に変わることを味わい、期待感を持つ。

 

『やり方』

5月6月のカレンダーをクラスに掲示し、お天気シールを用意します。わたしの場合、「晴れは赤色」「雨は青色」の丸シールを使用しました。

梅雨入りした日をカレンダーに記入し、その日から梅雨明けまで天気を確認してカレンダーの日付の場所にシールを貼っていきます。朝の会でみんなで天気を確認しお当番さんが貼るなどしたらいいかもしれません。

土日などの保育園がお休みの日の分は、休み明けの朝の会でみんなで思い出し先生が貼るようにしていました。

梅雨明けをしたらみんなで晴れの日と雨の日を集計し、どのくらい差があったのか梅雨の時期を振り返りました。また集計結果の掲示をクラス前にすることで保護者の方や他クラスの子どもたちにも見てもらえるようにしました!

 


 

『実際の子どもたちの反応』

雨の日はお散歩に行けず子どもたちが残念そうにする姿も見られますが、梅雨カレンダーを始めてから、毎日の天気を確認し雨のシールが増えていくことを楽しむ姿が見られるようになりました。梅雨は雨の日が多い時期だと説明することが多いと思いますが、実際に記録をつけることで目に見えるような形で体感できていいなと思いました。

 

 

◆雨を利用した音遊び

雨が降っている時がチャンス!雨を利用した面白い感触遊び、音遊び。

 

『やり方』

◯感触遊び

雨が降っている時に玄関や園庭など、屋根があって濡れない屋外に移動します。

屋根から垂れてくるしずくを手の平や腕で受け止めて感触や冷たさを楽しみます。

 

◯音遊び

コップや牛乳パック、プラスチックやステンレスのお皿など様々な素材の容器を用意します。

雨の中に容器を置き雨が当たる音を楽しんだり、容器によって音が変化することに気づけるような声かけを行なっていく。

 

雨の降り方によってどのような違いがあるのか、色々な日に試してみるのも良いです。

体験した後はみんなでどのような感触だったか発表し合ったり、「ポタポタ」「バシャバシャ」などぴったりなオノマトペをみんなで考えるのも楽しいです。

そのままリトミック遊びに繋げるのも楽しかったです!ピアノで雨の音を弾き、音に合わせて身体を好きなように動かします。単音でポツポツ感を表現したり鍵盤を激しく弾き大雨を表現したり、子どもたちが能動的に身体を動かせるよう、声かけをしながら取り組むのがおすすめです!

 

今回は梅雨の時期が楽しくなる遊びを2つ紹介しました。せっかくなら雨を利用して遊ぶのも楽しいです!ジメジメした嫌な季節も子どもたちとぜひ楽しんでみてください😊