保育士が選ぶおすすめの絵本紹介

今回は、普段保育の中で読んでいる絵本の中から子どもの反応が良かったものや個人的にお気に入りの絵本を紹介します。保育実習での絵本選びに悩んでいる方や、ご家庭で絵本の読み聞かせをしたい方などぜひ参考にしてみてください!

 

「くれよんのくろくん」

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これは私も実際に保育実習で読んだことのあるものです。シリーズになっているもので、これは第一作目です!

 

あらすじ

くれよんたちは真っ白な画用紙に蝶々や花、空などそれぞれの色を生かしカラフルな絵を描いていきます。しかし黒色のくろくんは仲間に入れてもらえず。。。そんな時にシャープペンのお兄さんがくろくんにしか出来ない、良いことを教えてくれます。そこから迎える華やかなハッピーエンドに嬉しくなるような絵本です。

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いちにちおもちゃ

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この本は子どもたちの食いつきがよく、盛り上がること間違いなしの一冊です。ユーモアなイラストに大人も思わず笑ってしまう絵本です。

 

あらすじ

「おもちゃって楽しそう」そう思った男の子は一日おもちゃになってみることにしました。色々なおもちゃに変身し楽しく過ごせるものかと思っていたら。。くれよんは紙に擦られ、カスタネットは歯がカタカタカタ。他にもとても大変なことが男の子に待ち受けています。

最後にはおもちゃって大変だな、ちゃんと片付けようと終わります。おもちゃの気持ちに共感し、ものを大切に使う意識にも繋がりますね!

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せんろはつづく

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あらすじ

この絵本は蒸気機関車を走らせるために、子どもたちが線路を繋いでいくお話です。

せんろはつづく、どんどんつづく。

山があった!どうする?

そうだ!トンネルを作ろう!

次は川があった!どうする?

と、次はどうするのだろうとワクワクしながら夢中になれる物語です。

 

子どもが大好きな電車や線路が主役の絵本に大喜びです。文字も少なく絵で見て分かりやすいものなので乳児さんにもおすすめです。幼児さんには問いかけて読むことで、想像しながら楽しめる一冊です。

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今回紹介した絵本は全てシリーズものになっているものです。物語も分かりやすく楽しめるものですのでぜひ読んでみてください。

保育で使える室内遊び「新聞紙遊び」の遊び方について。

 

乳児から幼児まで幅広い年齢で楽しめる新聞紙遊び。新聞紙だけでも楽しめますが、身近なものと組み合わせさらに遊びが広がるアイデアをご紹介します!

 

新聞紙遊び

 

ねらい

・新聞紙の感触や匂いなどを味わい楽しむ。

・身近なものを使って遊ぶ楽しさを知る。

・ちぎる、丸めるなど手先を使うことを体験する。

 

遊び方の紹介

 

まずは新聞をちぎり、感触や匂いなど味わってみるのもいい。

これは1歳くらいから始められる簡単な遊びです。ちぎったものを床に敷き、寝転がったり身体にかけてみるのも良いですね。

私は3歳クラスの子どもたちと新聞紙遊びをしたときにアナ雪の音楽を流し、ちぎった新聞紙を雪に見立て「ありの〜ままの〜」と音楽に合わせ雪をばら撒きごっこ遊びをしました。

 

 

新聞紙で剣やマントを作る

新聞紙を端からくるくる巻いて剣を作ったり、新聞紙をテープで肩に止めマントやドレスにすることもできます。新聞紙に顔を書いてモンスターを作り、壁に貼ったりすることでたたかいごっこもできます。モンスターを新聞紙で作ることで破れるので、退治した達成感が味わえます。

 

※私の保育園もそうですがトラブル防止のため、たたかいごっこが禁止されている保育園も多いと思います。しかし幼児クラスになると子どもたちもたたかいごっこをやりたくなる年齢になり、なかなかお約束が守れなかったりすることも。。

私は新聞紙遊びの時だけ、たたかいごっこをOKにして子どもたちの気持ちを受け止めてあげています。しかしOKするからにはもちろんお約束をすることが大事!! 

・基本は新聞紙の剣同士で戦う(身体を叩かない)

・お友達が「やめて」と言ったらやらない

・新聞紙以外(パンチやキック)では戦わない

 

このようなお約束を事前に伝えました。約束を守れないようだったらすぐに遊びをやめるという判断も大切ですね。お約束を守って遊べる年齢からやるようにしましょう。

マントやスカートにする遊びでは音楽を流し、ダンスをしたりキャラクターになりきって遊ぶのも楽しいです。

 

袋に入れて風船ごっこ

ちぎった新聞紙をポリ袋など小さい袋に入れ、口を閉めると簡単な風船を作ることができます。ぽんぽん飛ばしたり、お友達とキャッチボールをするのも楽しいです。また袋に絵を描いて、魚やおばけなど制作に繋げることもできます。

 

今回は新聞紙遊びのアイデアを紹介しました。室内で身体を動かしたい時や普段とは違う特別感のある遊びをしたい時などにぜひやってみてください!

 

保育で使える室内遊び「じゃんけん列車」のルール、遊び方について。

 

じゃんけんが理解できるようになる3歳くらいから楽しめるじゃんけん列車。簡単な繰り返しのゲームですが、どんどん長くなる列にワクワクしたり、じゃんけんに勝つ楽しさを味わえるゲームです。少しの時間にやるのも、主活動として組み込むのにも使えます。

今回はそんなじゃんけん列車のルールややり方をまとめてみました。

 

じゃんけん列車

 

ねらい

・じゃんけんを通して、勝ち負けを味わう。

・みんなで一緒の遊びをすることを楽しむ。

・音楽に合わせて身体を動かすことを楽しむ。

 

遊び方、ルール

①「かもつれっしゃ」の音楽に合わせて歩く。

②音楽が終わる「がっしゃん」のところで近くのお友達を見つける。

③お友達とじゃんけんをして、勝った子の後ろに負けた子が付いて肩を持つ。

①〜③を繰り返し、列をどんどん伸ばしていく。

最後に先頭の人が勝利です!

 

事前に子どもたちと約束しておくこと

・移動をする時には走らない。

・前のお友達を押さない。

 

じゃんけん列車の導入

じゃんけんをして勝ち負けを楽しむゲームですので、まずはじゃんけんを理解していないと遊べません。そのため日々の保育の中でじゃんけんを取り入れ、じゃんけんを楽しめるようになってからゲームを始めてみた方が良いかもしれません。また、ゲームで使う「かもつれっしゃ」の歌をうたう機会を作り親しみを持てるようにしたらいいですね。

そして意外に苦労するのが、列になること。特に3歳児くらいの年齢だと「止まる」という行動が難しかったりします。その頃にいきなりこのゲームをやると収拾がつかない事態になることも。。まずは日々の保育で列になることを練習することが大切です!

「列車に変身するよ!」などと声をかけ、前のお友達の肩を持って列になることを少しづつ身につけていきます。やっていくうちに肩を持つときの力加減や歩き方を覚えていきます。

 

 

準備するものもなく簡単始められる「じゃんけん列車」を今回はまとめてみました。年齢によっては事前にじゃんけんの練習など導入が必要にもなりますが、とても楽しめるゲームですのでぜひやってみてください!

 

保育で使える室内遊び「椅子取りゲーム」の遊び方について。

暑い日が続くと、戸外にも行けず室内での遊びもマンネリ化してきますよね。日々の保育の中で準備する時間もない保育士さんもたくさんいるのではないでしょうか。今回は準備なしでも簡単に始められる椅子取りゲームについてまとめてみました。

 

椅子取りゲーム 

ねらい

・ルールや決まりを守って遊ぶ楽しさを知る。

・お友達と同じ遊びを一緒にすることを楽しむ。

・勝ち負けを通して、悔しさや嬉しい気持ちを味わう。

 

使うもの

・椅子(人数より1つ少ない数)

・音楽デッキまたはピアノ

 

遊び方、ルール

①椅子を外側に向けて輪になって座る。

②音楽が流れている間は、同じ方向に歩く。

③音楽が止まったら、空いている椅子を見つけ座る。

④座れなかった人は輪の外に出て、椅子を一つ減らす。

②〜④を繰り返していき、最後の一人に残った人が勝者!

 

事前に子どもたちと約束しておくこと

ゲームを始める前に、保育者が実際にやり方を見せて説明をすると分かりやすいです。

その時にケガに繋がらないよう約束を決めておいた方がいいですね。

 

・音楽が流れている時には走るのではなく、歩くこと。

・歩く向きを事前に決める。(右回り、左回り)

・前の子を抜かさず、後ろを付いて歩く。

・同じ椅子に二人が座ったら、ジャンケンで決める。

・空いている椅子を見つけて座る時には輪の中を横切るのではなく、輪の外側を回って座る。

 

年齢に合わせた遊び方

椅子取りゲームは「音楽が止まったら椅子に座る」というのが醍醐味のゲームです。そのため座れなかった子は、その後ゲームに参加できず楽しく思えないこともあります。

そのため年齢の低い子や始めたての頃は椅子を減らさずに、全員が必ず座れるようにするのもいいです。また椅子に座れなくても「次は頑張ろうね!」「外から応援隊してね!」など楽しい気持ちになれるような声かけも必要ですね!

そのような中でも座れず悔しくて泣いてしまう子もいると思います。

→しかしこの経験こそが、悔しい気持ちを味わったりルールを守って遊ぶことを知る大切な経験です!そんな時には「悔しかったね」「座りたかったね」などその子の気持ちを代弁してあげましょう。

 

 

今回は椅子取りゲームについてまとめてみました。簡単なルールですが、お友達と一緒に遊ぶ楽しさを知れるゲームなのでぜひやってみてください!