暑い日が続くと、戸外にも行けず室内での遊びもマンネリ化してきますよね。日々の保育の中で準備する時間もない保育士さんもたくさんいるのではないでしょうか。今回は準備なしでも簡単に始められる椅子取りゲームについてまとめてみました。
椅子取りゲーム
ねらい
・ルールや決まりを守って遊ぶ楽しさを知る。
・お友達と同じ遊びを一緒にすることを楽しむ。
・勝ち負けを通して、悔しさや嬉しい気持ちを味わう。
使うもの
・椅子(人数より1つ少ない数)
・音楽デッキまたはピアノ
遊び方、ルール
①椅子を外側に向けて輪になって座る。
②音楽が流れている間は、同じ方向に歩く。
③音楽が止まったら、空いている椅子を見つけ座る。
④座れなかった人は輪の外に出て、椅子を一つ減らす。
②〜④を繰り返していき、最後の一人に残った人が勝者!
事前に子どもたちと約束しておくこと
ゲームを始める前に、保育者が実際にやり方を見せて説明をすると分かりやすいです。
その時にケガに繋がらないよう約束を決めておいた方がいいですね。
・音楽が流れている時には走るのではなく、歩くこと。
・歩く向きを事前に決める。(右回り、左回り)
・前の子を抜かさず、後ろを付いて歩く。
・同じ椅子に二人が座ったら、ジャンケンで決める。
・空いている椅子を見つけて座る時には輪の中を横切るのではなく、輪の外側を回って座る。
年齢に合わせた遊び方
椅子取りゲームは「音楽が止まったら椅子に座る」というのが醍醐味のゲームです。そのため座れなかった子は、その後ゲームに参加できず楽しく思えないこともあります。
そのため年齢の低い子や始めたての頃は椅子を減らさずに、全員が必ず座れるようにするのもいいです。また椅子に座れなくても「次は頑張ろうね!」「外から応援隊してね!」など楽しい気持ちになれるような声かけも必要ですね!
そのような中でも座れず悔しくて泣いてしまう子もいると思います。
→しかしこの経験こそが、悔しい気持ちを味わったりルールを守って遊ぶことを知る大切な経験です!そんな時には「悔しかったね」「座りたかったね」などその子の気持ちを代弁してあげましょう。
今回は椅子取りゲームについてまとめてみました。簡単なルールですが、お友達と一緒に遊ぶ楽しさを知れるゲームなのでぜひやってみてください!